2011年3月24日木曜日

届けたい、想い




1人でも多くの人に届けたい


自分達に出来る事は何かを考え、それを形にしたい


そんな想いが集まった地震からの1週間。


カナダとモントリオールは時差が14時間。ほとんどの人が
あの地震を知った時は、もう既に5.6時間が経過していました。


ユーストリームに映る映像はまるで映画のようで
本当に日本にこんな事が起きたのか?

信じられないという思いと同時に、友人や家族に連絡を
してみたものの返信もない。


それから日が立つにつれても止まない余震と、家族の
安否も確認できない大勢の人達。携帯には何件もの友人から
”your family is ok? ”のメッセージ


この日は不運にもティーチャートレーニングの7回目の
講義が予定されていた週末


でも、それどころじゃなかった。


東京生まれの私はその数時間後に、みんなと連絡が取れたものの
大切な友人のお母さんが、亡くなられたとの報告

こっちに住む友人の1人は実家が仙台。

彼女に電話をしてみたら、震えた声で泣きながら
ただただ家族の連絡を待っていた・・・



本当に大変な事が起きてしまった



誰もが眠れぬ夜を過ごし、地震があった日の翌朝
” モントリオールから日本に支援したい ”という
タイトルでネットに書き込みがあった。

地震があった昨日から、何も考える事ができずユーストリームと
インターネットでみんなの状況と日本の様子を見る事しかできない


一体自分に何かできるんだろう


そんなのわからないけど、動けば何かが変わるかもしれない
そう思って彼女に連絡をしてみた

カナダでも最も日本人が少ないと言える、このモントリオール。


”何かをやりたい”というだけで集まった人達は最初5人も満たなくて
どうしたら自分達が日本に支援できるかをボランティアの経験も

実績もない自分達だったけど、みんなで考え動いてみたら



誰もが、みんな同じ想いだった



遠い場所で、ただ”待つ”ことしかできないこの時間に


何故この時自分は日本に
家族の傍に居なかったのだろうと


苦しんでいる多くの日本人に、出逢いました。


でもこれは誰のせいでもなく
自然災害はいつ起こるかわからないもの


だから自分を責めたり、日々後悔しないためにも


待つだけが苦しいのなら自分達の出来る事を形にしてみよう


それがどれだけの人達や、大切な人に届くかわからないけど
被災者の人達の為にも・・自分達のためにも。


私達もここから何かを届けたい。そんな想いがどんどん輪を広げ
気がつけば沢山の人達の力が動いていた


自分達で作ったクッキーを買って頂いたお金を義援金にする


"Cookies Sale for Japanese Earthquake Relief "と名付け


face bookや呼びかけで、協力してくれる方々や参
加してくれる方達を募集した。


1週間という時間の無い中、それぞれが助け合い自分の役割をもって

用意された手作りクッキー900個
手作りアクセサリーは100個近く

集まって下さったネイリスト6名と、書道3名
その他にも当日クッキー焼いて来ました!という声が止まず


寒い外の中、メトロで人に呼びかけ


混雑を避ける為みんなを誘導してくれた方々
本当に沢山の人達の”何かの力になりたい”という


温かく強い思いがひとつになって

みんなで出来たこのチャリティーイベント


4時間という短い時間だったけど、いっぱいの愛と優しさに溢れた
会場に自分が何度も涙を流した



”私も鶴、折ってきました”



”本当に、ありがとうございました”



”自分に何かできる事あったら、いつでも言ってください”



何度も、何度もこの言葉を頂き

必ずこの想いをみんなへ送りたいと強く願った


この日、集まった義援金は9000$近くボランティアに
来てくれた方は30名を超え

会場に足を運んでくれた方、520名以上。


そこにはみんなの ” 届けたい想い ” が 溢れていた


海外に居ると、改めて日本人の強さや思いやりに

気付くことができます。


離れている私達ができる事は、本当に少ないかもしれない


でも世界中の人達が


みんなが笑顔を取り戻し

この困難を日本なら乗り越えられると信じています。


是非、日本に居る皆さんにこの映像を

シェアして頂けたら嬉しいです


1人でも多くの人達に東北で頑張っている被災地の方達へ

この声が届きますように



私達は、心から願っています・・・




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