2014年9月29日月曜日

Sweet home.



ユーコンから帰り

久しぶりの我が家に

ホッと落ち着いています:)


ここ、キャンアもすっかり秋。


季節の移ろいと共に

ゆっくりと

いつもの日常を取り戻して

いるかのようです。


1ヶ月もおやすみしていた

ヨガクラスを再開し

待っていてくれたみなさんに

心から感謝し


Welcome back :D!!


と言ってもらえる場所が

あることは

本当に、しあわせなこと。


久しぶりに心友たちとCatch upして

この夏の思い出を振り返ったり


旅から戻ったら

こんなギフトが!!!


彼女とは

日本からの友人でもあり

この1年、ずっと一緒に過ごした

たいせつな心友。


秋から勉強のためにと

バンクーバーへ引っ越すことになり

出発するギリギリまで

忙しく動いていたのを

知っていたので


まさか、こんな

サプライズが〜・・・


手作りって、どんなものより

うれしい。


慌ただしい日常

ただ、過ぎてゆく時間と

溢れた情報社会に


忘れてゆく記憶と

ずっと

忘れることのない記憶。


どんなに寒い冬も

忙しい日常も

うまくいかない日々も


思い出すと笑顔になれる


一緒にいると

魂が、聡明になる


それこそが

心の友。


2014年9月26日金曜日

ロードトリップへの出発 〜旅のおわりに〜



ユーコンで過ごす時間が

残り少なくなった日。

壮大な自然、ユーコンの見納めに

紅葉が満開!のいま

アスペンの写真を撮りに行こうと

でかけました。


私が到着した8月末には

まだ色づいていなかった木々や山。


1日ごとに変わってゆく景色は

まさに、この時期にしか見れない風景を

見せてもらいました。



もともと、全く興味のなかった

カナダ北部。


いつか綺麗なオーロラを

見てみたいなあとは思ってたけど

オーロラも最近はロッキー周辺で

見えることもあって・・

それで満足でした。


でも、今回は

1人の友人の出会いにより

はじめて興味を持った

ユーコンという地。


彼女はこの夏ロッキーの国立公園で

ボランティア活動をしていて

友人の紹介で知り合った女の子。


ホワイトホースから来た彼女は

ロッキーの人の多さや

保護されている自然や動物達に

とても驚いていました。


20歳の頃から

”アラスカに住みたいと思っていた”

そう話す彼女の世界を

とても観てみたかったのです。


自分がいつか根を下ろす場所が

自然の溢れた

とっても小さな街がいい。


そう感じて、私がキャンモアを

訪れたように


若くして、アラスカに行った彼女は

私の住む場所は、ここだ

そう感じたと言います。


私の住む街でも

冬は本当に厳しい寒さが続くので

一度、そこに住みついた人でも

離れてゆく人が後をたたない場所。


アラスカや、ユーコンには

それ以上の自然の美しさも

厳しさもあります。


冬が長いということは

この静けさと暗闇が


自分の中のあらゆるものと

向き合うことになるのです。


わたしは、冬が好きなんです。


そう話す彼女は


飛び出したい気持ちと

枠から外れる不安に揺らいでいた時


”たいせつなのは、出発すること”


その言葉だけを信じて

進んで来たことが、今の彼女を

ここへと導いたのでしょう。


私がホワイトホースに滞在した間

オーロラを見れたのは、たった1度だけ。


それだけ、自然の現象とは

とても貴重で、あたりまえに

日々見れるものでもないからこそ


強く、心に残る。


私がキャンモアで見たものとは

スケールも、美しさも

想像を

はるかに超えたものでした。


ユーコンという地を知るには

短い時間ではわかりえない

深さと、魅力があります。


人が手を加えていないゆえの

神聖さを感じる地でした。



この世に生きる、すべてのものは

いつか土に還り

また、旅がはじまる。


そんなことを、想う

1ヶ月のロードトリップでした。



END.






2014年9月25日木曜日

ロードトリップへの出発 〜ツンドラ紅葉に魅せられて〜


ホワイトホースからの

ロードトリップ。


今回1番の遠出は

Dawson City (ドーソンシティ)


ホワイトホースから

ユーコン川を500kmほど下り

アラスカとの国境近くにある街。


人口も2000人にも満たない

これまた小さな街なのです。

西部劇のような

レトロな雰囲気のある街。


そこで最も有名なのが


カジノとカンカンダンス

ギャンブルシアタ〜♬


セクシーなダンサーが

魅せてくれるショーは楽しくて

美しくて、生演奏のライブで踊るという

とても贅沢なステージ!


カジノに興味がない人でも

このカンカンダンスショーを観に

ここへ訪れる人も多く


クラシックな店内は

そこに居るだけでワクワク。

映画の世界に

タイムスリップしたような気分で

楽しい〜♡


ここはドーソンシティーの

Information center ( 案内所 )

どの街にも必ずあるのですが


案内所に寄ると

その街の魅力がよくわかり

博物館のように色々と展示されていて

とっても面白いのです。



ユーコンのアートには

いつでも世界観があります。


今回行ったハイキングの中で

私が最も感動した場所。


Tombstone(トゥームストーン)の

ツンドラ紅葉


人工的なものがなにもない

極北の地いっぱいに広がる赤。


ツンドラ紅葉とは

普通の赤い紅葉と違い、ここユーコンは

年間の平均気温が低いために

木々が育生できない”森林限界”

という環境にあります。


そんな環境でできる植物は

コケ類や低木。


地面に近い植物たちが

赤やオレンジ、一面に

絨毯のように染まるのです。



自然と共に生きることは

自分たちが、いかにちっぽけで

無力だということを

教えてくれます。


” 寒いことが

人の気持ちをあたためる


離れていることが

人と人を近づけるんだ ”  


この地にいると

アラスカを愛した

星野さんの言葉を、幾度となく

思い出します。



ロードトリップへの出発 〜小さな街の魅力〜


ある日は

Carcross (カークロス)という

小さな街に行ってきました。


ホワイトホースから車で40分。


 そんなに遠くもないけれど

また雰囲気が全然違う街。

小さなお店がいくつも並んでいて

この街の人口は、たった300人ほど。


この辺りには、先住民のカークロス

Tagish First Nation タギシュ族が

住んでいて、建物もお店の中も

先住民アートがいっぱい。



外観に惹かれ、立ち寄ったカフェ。

なんとここ

お店をオープンして100年を

超えてるんですって。

当時使っていたキャッシュレジスターが

飾られていました〜!



フラッと寄っただけなのに

Free Coffeeがあるから飲んでいってね。と

とても気さくで、上品な雰囲気のある

 おばあちゃん。


きっとローカルの人はもちろん

観光で来た人にも

いつでも歓迎をしてくれて

長年、このカフェが愛されてきてる

理由がわかります。


おばあちゃんが焼いてるという

シナモンバンズ

Yummy Yummy ♡


本当は、ここに泊まる予定じゃ

なかったんだけど

カークロスの街が、思いのほか

気に入ってしまったので

その夜は、このキャンプ場で。


アスペンに囲まれた

偶然にも素敵なスペース。


だいたいの予定しか立てず

テントと寝袋

数日間の食料さえあれば

気のみ、気のまま移動をし

火を焚きながら

静寂な森の中で夜を過ごす。


これがロードトリップの

最高の過ごし方。


つづく:)

2014年9月24日水曜日

ロードトリップへの出発 〜ゆるゆるキャンパー〜


ユーコンを楽しむには

やはりハイク&キャンプでしょー:D

ということで女子2人

ドライブして、歩いて、食べて

秋のユーコンを満喫。


1日1日ごとに、黄色のポプラや

アスペンが美しく色づき

景色が違って見えます。



ユーコンのハイキング

なにがすごいって

人に全然会わないのです。


ロッキー山脈は

世界でも有名な観光名所なので

夏と秋はとくに、山でも街でも

人の多さが目立つのですが


ユーコンの山や森、湖は

とにかく静かで、規制がなく

自由な空気が流れるのを感じます。


ただ、ユーコンの山歩きは

オフトレイルといって

道がつくられていない所も多いので


すべてはOwn risk ”自分の責任”


熊はもちろん、その日の天候や

気圧など、充分な装備と予測をしながら

歩かなくてはいけません。


この日は、私も人生初のオフトレイル!


地図を見ながら、道なき道を

誰かが踏んで

歩いたあとを辿りながら


すでに、気分は

アドベンチャーです。笑


視界が開けてくると

秋の空が気持ちよく

大きな湖が見渡せました。


キャンプは湖のすぐ目の前がいい〜

という私の希望を叶えてくれて

この日は

こんなに美しい湖のほとりで

キャンプ〜!


秋でもまだまだ日差しが強いユーコン

湖に入り遊ぶ若者。

私も足だけ入ってみましたが

かなり冷たいです。笑



湖の目の前に

キャンプチェアーを並べて

とくに何を話す事もなく


ただ、ゆられる水を眺めながら

過ごす時間がしあわせです。



”レストラン湖畔 ” 笑

友人がそう言って、薪をテーブルにした

おしゃれディナーを

用意してくれました〜♡


アウトドアスイーツと言えば

焼きマシュマロ S'more (スモア)

私、実はあんまり

マシュマロが好きじゃなかったので

全然興味なかった焼きマシュマロ。


が、北米では

焼いたマシュマロをチョコレートと

グラハムクラッカーで

挟んで食べるのが主流!


食べてみたら・・・

マシュマロはすっかり溶けて

美味しい〜♡

お菓子のエンゼルパイに

なんだか似ている味がします。


ユーコンスタイルでは

マシュマロを焼くのも、その辺で拾った

木の棒がベストとのこと。笑


女子キャンプのいいところは

すべてがゆる〜くて


オートキャンプといえども

美味しいご飯が食べれること:D


本当の山好きは、朝から

ラーメンとか食べてチャッチャッと

済ませるのでしょうが・・


朝食はフレンチトーストと

目玉焼きに、フルーツに


湖のほとりで、美味しいお茶を

飲みながら

ゆっくりといただくのが


優雅でいいのです〜♡


つづく:)


2014年9月23日火曜日

ロードトリップへの出発 〜ホワイトホースを歩く〜


長距離ドライブで到着した日

夕方だというのにこの日差し。

日が暮れないこと

太陽の光に感謝しつつ

この日のディナーは・・・


フィッシュ&チップス!

ここKlondike (クロンダイク)は

このホワイトホースでとっても有名なお店。


サマータイムのみの営業で

9月末にはお店は閉まってしまう。

なので、この時期にしか

訪れることができないのが貴重〜♬


毎日夕方から

このフィッシュ&チップスや

プライムリブを食べに

たくさんの行列ができるほど。


フィッシュ&チップス。

フライ × フライの組み合わせで(笑)

改めてみると

すごい食べ物だよね。。。


でも、普段からあまり

揚げ物に興味のない私も感激!!

衣サクサク、お魚ふんわりで

絶品でした〜♡


またいつか絶対食べたい

ここのフィッシュ&チップス:)


この街を歩いていると

First Nation(カナダに住む先住民)の

人の多さに驚き、また

ユーコンには

アーティストも多いそうで


お店や街並には

ネイティブアートも多く

世界観をものすごく感じます。


翌日は、早速

少しずつ色ずいてきた

紅葉を見たくて

Fish Lakeへ歩きに。


歩いてる最中に見つけたトレイルマップ。

これ、誰かが書いて

置いてったもの??

ユーコンに住む友人は、これぞ

ユーコンスタイル!と言います。笑


自然の中に

人の手が加えられていないという事を

改めて実感します。



眺めのいい丘まで登り

タマも久しぶりのオフリーシュで歩いて

とっても嬉しそう〜♬


向こうに見えた景色は

黄色と赤にほんのりと色づき始めていて

秋のはじまりを感じました。


ロッキーでは、黄色の紅葉は見れても

秋の真っ赤な紅葉は、カナダ東部か

北へ来ないと見れないのです。

本当に広い国:)



歩いたあとは

サケの遡上が見学できる

Fishladder(フィッシュラダー)へ。


ここは発電所のダムによって

せき止められたサケの通り道を設置していて

サーモンの遡上風景を

見ることができます。


水面下の動きが

見学できる水中ウィンドウや

ライブカメラモニターもあって

見ているだけでワクワク。


まだまだ続きます:)