2014年8月10日日曜日

知らない世界を観る。



人生初の、バックパッキングの旅

行ってきました。


いつものように、お弁当持って

山を歩くデイハイキングとは違い


バックパッキングとは


テントや寝袋

数日間を過ごすための

食料や装備を

背負って歩きます。


山を歩くのは

そこそこ慣れてきたものの


自分の生きてゆくための

2泊3日分の食料と

最小限の荷物をバックにつめ


いざ!

背中に背負ってみると


うーん、重いです。。笑


最初背負ったときは

後ろにひっくり返るかと

思いましたヨ。笑



今回の行った先はBugaboos(バガブー)


私の住むアルバーター州を抜けて

車で約4時間走り

ブリティッシュコロンビア州に

入ります。


このバガブー州立公園は

世界のクライマーの憧れの地とも

言われているそうで


カナダだけでなく

世界中から登りに来る人達が

いるそうです。


まあ、そうは言っても

ロッククライミングだけは

全く興味のない私ですので


最初、バガブーにある山へ

登りに行くよって言われたときは

いってらっしゃ〜い♬


と、お留守番する気満々

だったのですが。。


”最高に美しいキャンプ場”が

バガブーに在るって聞いて


それは、行くっきゃない:D!!


キャンプ場まで歩くだけでも

駐車場から1000m!


時間にして、約4時間半

私にとっては充分な山歩きです。






キャンプ場につくまでの途中に

とっても素敵な

山小屋がありました:)


ここも1泊$25で

寝泊りができるそうです。


少し話しをした

この山小屋のオーナーは

とても穏やかな

いい雰囲気を持ったおじさんで


自然の一部のように、暮らす人達には


いつも素敵な魅力があると

感じさせられます。




キャンプグラウンドに到着:)


目の前には3つの氷河と

360度広がる壮大な景色。


重い荷物を背負っても

自分の足で

歩いて観た景色は


ほんとうに美しく

感動も大きい。


この日はキャンモアを出発したのが

朝8時。


キャンプ場に着いたのが

夕方5時で

キャンプ場でゆっくりと過ごし

早めの就寝。


朝焼けが見たくて

早くに起きたら、満天の星空と


ロイヤルブルーに包まれた世界が

そこにありました。



静かに明けてゆく夜を見ていると


どんな苦悩も

歓びも

思い通りにいかない日々も


すべては天からの

”授かり物” だとしたら。


今、置かれている、どんな状況も


自分を信じ、愛し

意思を持って生きることで


人の可能性とは

大きく広がってゆくのだと

思います。



日が登るとともに


座り、目をつぶり

少しの間、呼吸をしているだけで

すっきり。


本当に、気の良い場所とは

ただ、ボーッとそこに居るだけで

時間を忘れてしまうほどの

心地よさがあります。



この2日間は

キャンプ場のすぐ後ろにある

氷河湖で散歩したり


ずっと読みたかった本を読み

昼寝したり

お茶飲んだり。


この時、読んだ本が

重松清さんの ”かあちゃん”という

小説だったのですが

とても、いい作品でした。


ゆるすこと

ゆるされること。


そんなテーマで描かれた

心に残る

素晴らしい一冊でした。


先日、私の母も誕生日で。


久しぶりに連絡しようと


”お誕生日おめでとう

いつまでも健康で元気でいてね。”


ほんの短いメールを送ったら

その返信には


”わざわざ、ありがとう

誕生日を覚えてくれてるのは

ユキとチアキだけ。


連絡のないときは

元気でがんばっているのだろうと

思っているから。


悔いのない、人生を送ってね!


ではまたね〜”



なんとも母らしい言葉で。笑



将来、何の仕事をしているかより


どんな人生でありたいか。


人として

どう生きるか?


を、尊重してくれたのは

母であり


今もなお、”悔いのない人生を!”と

言い続けてくれる母に


心から、感謝。


初のバックパッキングで

過ごした2日間は

最高に、いい時間でした。




アイタタタ・・・


久しぶりに、、歩けないぐらいの

両足、筋肉痛。


まだまだ

修行が必要です。笑

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